サヌールの北東部は家賃が安いんで、まずはどんな地域なのかを知ろうとバイクで走ってる時に偶然迷い込んでしまった集合住宅地で面白い貸家を見せてもらいました。
場所はこのへん。
クタからバイクで45分くらいのところです。
迷い込んだ集合住宅地の警備員 Pak Agung(アグンさん)に
「バイバスへ出たいんだけど、ここを通ってもいい?」と聞くと
「どこまで行くんだ?家でも探してるのか?」と聞いてきた。
「家を借りたくてこの辺をうろうろしてたんだよ」と答えると
「この住宅地に叔母の家が空いてるんだけど見てみるか?」とのこと。
是非是非!と言うとPak Agung は1人勤務の警備員詰所をほったらかして(おいおい!)目の前のワルンのおばちゃんに「ちょっと日本人を案内してくるからよろしくね」と声をかけて空き家を見せてくれました。
角地にある2階建ての貸家の外観はこんな感じでした。
ガレージはシャッターが付いた立派なものです。
門を入って玄関の手前にはこんなオブジェが。
そして家に入るといきなり目に入ってくるのはガラスケースに入った立体山水画のようなもの?
部屋と言っても、ほとんど内部は仕切られて無くて、段差で部屋らしきスペースを認識できるような感じです。
写真を撮ってないんですが1階と2階、それぞれに2m×4mくらいの広い Kamar Mandi(トイレ+シャワー室)があって、この部分も腰壁(高さ1m弱)があるだけでカーテンをしてなければ丸見えの状態で不思議な光景でした。
階段は途中から左右にわかれていて、右側を上がると4.5畳程度の物干し場、左側を上がると2階の部屋へ入ることができます。
2階には1つだけ8畳ほどの仕切られた個室がありましたが、この個室以外のスペースは1階と同じように段差で部屋らしきスペースを意識するような造りになっていました。
2階には幅1m〜1.5mほどのベランダがL字型にあって、大きなマンゴの木陰で昼寝が楽しめそうでした。
2階ベランダからの風景です。
1階の建物の周囲には通路っぽい庭のスペースがあるんですが、残念なことにコンクリートやブロックで固められていて土の部分はありませんでした。
1階、2階とも150平米くらいのスペースがあるんで敷地は200平米超でしょう。
築15年くらいと言ってましたが、これだけのスペースがあって家賃はなんとRp.20,000,000./年(年間20万円弱)だそうな。
古さは感じる建物で天井などに若干傷みは見られますが、新築住宅にありがちな雨水の染み出しもほとんど無くて、少しづつ手を入れていけば随分とゆったり住めそうな家です。
なにより家賃が魅力的です!
ただし、床の段差はちょっと・・・という感じですねぇ。
これから老いていく(既に老い始めてる)我々や、親戚を含めた親の世代の人間がこの家に来たら1年間で負傷者のべ10人くらいは出てしまいそうです。(^^ゞ
負傷までいかなくとも、1年間も住んだら朝食20回、昼食20回、夕食50回くらいは部屋に食事をぶちまけちゃいそうです。
そんな訳でこの物件は辞退させていただきました。
この住宅地では顔が広そうな警備員のPak Agung さんには「ここで他に貸家があったらまた教えてよ!」とお願いしておきました。
きっと、コミッション(貸主・借主からの手数料)目当てで、仕事をそっちのけにしてでも探してくれるでしょう。
まぁ、いい物件があったらコミッションくらいはキッチリお支払いするつもりです。