レクレーションと化していたバリ島南部貸家探し(見物)の旅もようやく最終章を迎えました!
見つけた貸家の場所はこの辺です。
行政的な表示だと Desa Jimbaran(ジンバラン村)の北側にある Desa Kedonganan(クドンガナン村)という所になります。
ジンバランをうろついていた時に貸家の張り紙を見つけて連絡を取り、見せてもらった家がこれです。

3m弱の幅がある前面道路は一応舗装されてるんで、車でのアクセス(車は持ってないんでタクシーを呼んだ時など)も問題ありません。

敷地の北側と西側は道路、裏(南側)は空き地を挟んでKos(アパートのようなもの)が1軒、東側は小さな日用品を扱うワルンとなってます。
周囲は住宅街だし、バイパスから200mくらい入ったところなので静かなところでした。
近くにはこんなお寺もあって、空港やクタに近い割には Kampun(田舎)チックな雰囲気が漂う場所です。

家の正面はバリ風になっていて外国人としては嬉しい造りになってます。

正面入口(日本語の玄関とはちょっとイメージが違うんで)の前にはタイル貼りのテラス風スペース(2m x 5mくらい)があるんで、ロスメン(安宿)風にここで朝食を取ることもできそうです。
この正面入口を入ったところにある12畳ほどの客間はこんな感じ。

そして客間から見えるバリ風のドア&窓の裏側はこんな感じです。

個室に囲まれているリビング(12畳ほど)には大きな窓があって明るい部屋になってます。

リビングにつながる4.5畳ほどの個室2つは子供部屋として使っていたようです。
個室それぞれに採光用の窓が1つしか無いのが残念ですが、西向きの部屋なのでこれはこれで合理的な造りなのかもしれません。

リビングの北側には6畳ほどの個室もあります。

キッチンも8畳くらいの広さがあってゆったりと使えそうでした。
ただ窓と言えるものが無くて、上部に採光窓が2ヶ所だけというのがちょっと難点でしょうか。

Kamar Mandi(トイレ+シャワー室)と洗面所はこんな感じ。

Kamar Mandi(トイレ+シャワー室)は広いとは言えませんが、まぁまぁ必要十分なスペースという印象です。
トイレの便器は速攻で洋式に交換ですね。
Kamar Mandiの他に洗面台が設置してあるのはこれまであまり見なかったんですが、これはありがたい設備です。
敷地内の庭スペースは大部分がコンクリートブロック敷になっていて、西側に3畳ほどの植栽スペースが作られてました。
ブロック敷の部分には植木鉢を並べることになりそうです。

この物件を不動産広告風に紹介すると
閑静な住宅街にある日当り良好な庭・ガレージ付き4LDK、築1年のアジアンテイスト満点の一戸建て。(ただしエアコンは未設置)
市街地中心部(クタのこと)まで5Km、空港まで3Kmと交通至便。
市場(徒歩15分)に加えて魚市場(バイクで5分)も近く生活至便。
Benoa Square(ショッピングモールでスーパーマーケットのHardy'sも入る予定)がまもなくオープン予定(一応建物は出来てる)で、生活環境はより便利に!
ってな感じでしょうか。
さて、一番の問題である家賃の言い値はRp.30,000,000.(年間30万円弱)とちょっと高め。
台所の広さ、部屋の広さ・明るさ、庭部分の広さと日当り、市場(特に魚市場)に近い立地条件、Kampun(田舎)チックな雰囲気の周辺環境・・・などが気に入って「こりゃ良いわ!

」を日本語で連発(大家さんは理解出来ない)してる奥さんを「まぁ落ち着いて、落ち着いて・・・」となだめながら大家さん夫婦と家賃交渉を開始。
こっちとしては足元を見られても仕方ないけど「本気度」を表すために「ここは大変気に入りました。が、家賃が・・・ねぇ・・・」と切りだすとあっさり28百万ルピア/年に値下げ。
しかし、こっちの予算は25百万ルピアなんだ!と何度も大家さんに言っても「日本人なんだからもう少しなら出せるでしょ」の1点ばり。
こりゃこれ以上の値引き交渉は無理か?と思って「じゃぁ1日、2日考えさせてよ。」と言って帰ろうとすると、それまでほとんど交渉に口を出さなかった大家さんの奥さんが早口で旦那さん(大家さん)にしゃべりはじめました。
早口でバリ語も混じってるらしく我々には理解が出来なかったんだけど、「・・・支払いが・・・」とか「・・・子供の学校の費用が・・・」とか「・・・他の人が・・・」などという単語だけは聞き取れました。
旦那さん(大家さん)がちょっと困ったような顔をしてきたんで、これは我々にチャンスが来たか!と「じゃぁ2年契約で50百万ルピア一括払いでどうでしょ?」と大家さんの奥さんの方を見ながら言ってみると大家さんの奥さんは「それでいいじゃない!」と旦那さんに向かって笑顔を見せてくれました。
大家さん夫婦の間で二言三言の短い話し合いの後「OK!」との返事。
結局どこの国でも奥さんが一番強い存在なんだと確認した一瞬でした。(^_^;
2年契約は我々にもリスクがあるんですが、うちの奥さんが鼻をふくらませて「いいじゃん、いいじゃん」と言ってるんで2年契約一括払いで手を打つことになり
◎ 明日の午後に手付(10百万ルピア)を払うこと。
◎ 9月1日に家賃の残金を払って引渡し(現在大家さん一家が住んでるため)とすること。
の2点だけを決めてクタの自宅へ戻ってきました。
見た瞬間から気に入った物件だったんで家の中もかなりゆっくり見てまわり、大家さん夫婦とも無駄話も含めていろいろ話をして、最後の家賃交渉も1時間以上かかったんで、今日は本当に疲れました。
明日は手付金を持って行きながら、もうちょっと細かいところまで見てこようと思ってます。
疲れはしたものの、満足感のある1日だったんで気分は良いです。
これから引越し先で落ち着くまでの我々夫婦の珍道中(?)もブログで報告しますね。
お楽しみに〜!