ほんとに突然のことでした。
2013年9月28日(土)の朝5時前、いつものようにコーヒーを入れてテレビのスイッチを入れたあと、ふと薄暗いガレージを見るとくうちゃんが寝ているのが見えました。
「そんなとこに寝てると風邪ひくよ〜」と近づいていくと、様子がおかしいことに気が付き、ガレージの電気を点けるとそこにはくうちゃんが横たわっていました。
もうすでに息をしていませんでした。
あわてて抱き上げて部屋へ入れ「くうちゃん!くうちゃん!」と何度呼んでも返事をすることはありません。
前日の夜8時には美味しそうに晩ごはんを食べていました。
もちろん、晩ごはんの前も元気にしていました。
あまりにも突然のことだったので、何が起こったのか本当に理解できませんでした。
外傷は見当たらないけどバイクなんかとぶつかったのか?何か悪いものでも食べたのか?私たちが気が付かない病気だったのか?
理由が全然わかりません。
夜が明けてから大家さんの車でクタにあるクリニックへ行き、原因を調べてもらいました。
結果は「毒物による中毒死」とのこと。
おそらく殺鼠剤を口にしたか、殺鼠剤を混ぜ込んだ食べ物(犬に対して時々こんな事件が時々あります)を食べたのではないかと。
インドネシアで売られている殺鼠剤はかなり強力だそうで、食べた直後に治療を始めれば助かる可能性はあるが、ほとんどの場合は助ける事が出来ないとも教えられました。
外で拾い食いなんてしない子だと思っていたんですが。
クリニックで原因を教えてもらったあと、くうちゃんの火葬をしてきました。
たっぷり食べて大きくなって、体重が 6Kg もあったのに、小さな包みになって帰ってきました。
くうちゃんは 2歳11か月で一生を終えてしまいました。
11月1日になれば3歳のパーティーをやる予定だったのに・・・
残念です。悲しいです。つらいです。
昨日は1日中、くうちゃんが我が家へ来てからのことを思い出しては泣いていました。
ときどき心配させられたり、困ったことをするくうちゃんでしたが、それ以上にたくさんの楽しい思い出を残してくれました。
わたしたちにもたくさんの笑顔をくれました。
我が家の長男として年下の子たちの面倒も見てくれました。
ほんとにありがとね。
でもいつまでも私たちが悲しんでいると、くうちゃんが心配して天国へ行けないかもしれないので、もうちょっとだけ悲しんだら笑顔でくうちゃんに挨拶するようにします。
残された3人の弟分たちも、まだまだ守ってあげなきゃいけないし。
これはくうちゃんが亡くなる数時間前、9月27日の夜の写真です。
かわいいでしょ!いい男でしょ!我が家自慢の長男ですから!
晩ごはんの出来上がりを待つくうちゃんは、ここ最近この洗面台ボウルの中がお気に入りでした。
毎晩ごはんの用意ができあがると「それではみなさん、ご飯にしよ〜!」と声をかけるんですが、「それでは・・・」の瞬間にくうちゃんはこの洗面台ボウルから飛び出してきます。
もうそんな姿を見ることが出来ないのが残念ですが・・・
くうちゃん、うちへ来てくれてありがとう。
たくさん思い出を残してくれてありがとう。
たくさん笑顔をくれてありがとう。
最期まで我が家を忘れずに戻ってきてくれてありがとう。
今は安らかに眠って下さい。
そしてまた会おうね。
また家族になろうね。
それまでちょっとだけバイバイ。