今までブログに書かなかったんですが、実は2ヶ月ほど前から新しい家族が1人増えました。
現在4ヶ月くらいの女の子で、名前は美穏(みおん)といいます。
なんで今まで書かなかったってのは置いておいて・・・
我が家へ来たのは2ヶ月ほど前、日中の暑い時10分以上も近くでネコの大きな鳴き声が聞こえていて、奥さんがその鳴き声に耐え切れず(まぁ、これ以上子どもたちを増やす気が無かったので。)見に行くと泥だらけの仔ネコが道路の真ん中に仁王立ちして大声で鳴いていました。
閑静な住宅街(?)とは言え車やバイクも通る道の真中にいたら危なくてしょうがないし、親が迎えに来る様子もない。
そんな状態を見てしまったら「あらあら大変ねぇ、気をつけて家にお帰り。」と見放すわけにはいかず我が家へ連れてきました。
泥だらけだと思っていた仔ネコはドブに落ちた(落とされた?)らしく、体中の毛がカピカピのゴワゴワになっていてドブの匂いがスゴイことになってました。
とりあえず水分補給をさせてご飯も食べさせてから体を洗ってあげると、シャワールームから台所までドブの匂いが充満するほどでした。
3日連続して体を洗ってあげると、やっとドブの匂いも消えて本来の体の色らしき姿も見えてきました。
病院でチェックしてもらったところ外傷も病気も無さそうとのことで、まだ泥が残っていた耳掃除をしてきれいにしてもらい、虫下しの薬をもらって帰ってきました。
他の子どもたちと同じように熱を出して二晩入院もしましたが、ご飯もモリモリ食べて順調に体重も増えていきました。
しばらく経ってから「あれっ?なんか他の子どもたちと様子が違うなぁ。」と思うようなことが見えてきました。
- 目は見えているけど見える範囲が狭い(特に上部が見えていない)ような感じがする。
- 走ることはできるけど、ゆっくり歩く時にバランスが取れて無くて酔っぱらいの千鳥足のような感じになる。
- ときどき引きつけ・けいれんを起こす。
- トイレを覚えないし、ウンチを隠そうという素振りもほとんど見せない。
我が家に来た時にはすでに月齢が2ヶ月くらいだったので、ワクチン接種も兼ねて病院でいろいろと聞いてみました。
ドクターもいろいろとチェックをしてくれたり様子も見てくれたりしたところ「どうも脳に障害があるようだ。おそらく先天性では無く外傷性の障害だろう。成長に伴って少しづつ症状は解消していくだろうけど完治はしないかもしれない。」とのことでした。
私たちにとっては予想の範囲の診断結果だったので「命にかかわる状況じゃ無いことがわかっただけでも良しとしましょ!」と、まずは一安心。
しかしこうなってくると我が家へ来た時の状況はやっぱりドブに「落ちた」のでは無く「落とされた」のかなぁ?
でも野良ネコは子育てを屋根裏ですることが多いし、仔ネコが落ちることもままある訳だし、確証のある話じゃ無いので気にしないようにしましょう。
さてさて「美しく穏やかな子になるように!」と奥さんが名付けた美穏(みおん)は、その後も多少の問題を抱えながらも成長をしています。
最初は神経質だった子どもたち・孫たちとも一緒にご飯を食べるようにもなりました。
トイレの問題もまずは砂の上でオシッコやウンチをする感覚を身につけてもらおうとシングルベッドサイズの砂場も用意しました。
夜はこの大きな砂場に入ってもらってますが、美穏にとってはちょっとした公園くらいの広さがあるので深夜に走り回ったりもしています。
肝心のトイレ教育の効果ですが・・・先は長いようです。
今は愛ちゃん(6児の母)と悠々が一番仲良くしてくれてるかな。
昔はよそ者が来るとご飯も食べに来なかったニスもずいぶん成長して大人の対応をしてくれています。
一番神経質なケンタとはまだ少し距離があるようですが、ケンタも歯をむき出しにして威嚇するようなことも無くなってきました。
心配していた引きつけもここ一ヶ月は落ち着いてきてるんで、ドクターの言うように成長とともに少しづつ改善しているのかもしれません。
いろいろと心配は尽きない美穏ですが、私たちや子どもたち、孫たちと一緒に生活しているうちに問題はどんどん小さくなっていくでしょう。
よく食べて、よく寝て、よく出して(できればトイレでね!)、みんなで健康に生きていきましょう!
美しく穏やかな子に育つように祈りながら見守るジジ・ババも応援してるよ!